女性用育毛剤「パントスチン(Pantostin)」の効果と使い方



女性用育毛剤は様々ありますが、その中でもパントスチン(Pantostin)は非常に特徴的な育毛剤です。

このパントスチンの効果や使い方を見ていきましょう

パントスチンに含まれる育毛成分とは

パントスチンに含まれる有効成分は「アルファトラジオール」という成分です。(この「アルファトラジオール」は、「17アルファエストラジオール」とも呼ばれます。)

この成分を使った育毛剤はなかなか珍しく、日本で購入できるアルファトラジオール入り育毛剤は現在は「パントスチン」だけでしょう。

アルファトラジオールはいわゆる医薬成分で、自然由来のエキスなどとは違って医学的な根拠を持って効果を示された、女性向けの育毛剤成分です。

男性向け女性向けともに非常に発毛効果が期待できる「ミノキシジル」という有効成分と比較すると、そこまで強い効果は認められなかったという報告がありますが、そうはいっても抜け毛を抑える効果があることはしっかりと証明されている成分です。

アルファトラジオールと女性男性型脱毛症(FAGA)について

このアルファトラジオールにどのような効果があるかというと、主に「抜け毛を防ぐ」効果があります。

抜け毛にも種類がありますが、このアルファトラジオールが効果を発揮する抜け毛の原因は女性男性型脱毛症(FAGA)です。

薄毛の原因の種類によりますが、男女ともに抜け毛が増える原因に男性ホルモンの問題があります。

男性ホルモンはそれ単体では非常に重要な体内の物質ですが、悪性の男性ホルモンに変化すると髪の毛の寿命を縮め、抜け毛を促進するようになります。

このメカニズムは、男性型脱毛症(AGA)という男性の薄毛の研究から明らかにされたもので、のちに女性の薄毛にも少なからず関連があるとされました。

そして女性の薄毛で、この男性の薄毛と同じメカニズムが原因となっているものを女性男性型脱毛症(FAGA)と呼びます。

女性も少なからずではありますが、男性ホルモンが体内にあり、この男性ホルモンが原因で女性男性型脱毛症(FAGA)が発症するのです。

ただし、男性と比較すると男性ホルモンが少ないことから、男性ほど薄毛が強く進行しないところがFAGAの特徴でもあります。

アルファトラジオールは、この悪性の男性ホルモンを増やしている原因といわれる「5αリダクターゼ」という酵素の活動を阻害し、悪性の男性ホルモンが生成される量を減らします。

悪性の男性ホルモンが減れば抜け毛が減りますし、同時に髪の毛がしっかりと成長できるようになるので、体に自然に備わっている発毛力がしっかりと残っていれば、髪の毛も生えてくるようになります。

FAGAの原因を阻害するのが、アルファトラジオールの主な働きであり、原因を適切にブロックすることで、髪の毛を育毛するというのがこのパントスチンの効果なのです。

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パントスチンは女性が使える唯一のFAGA治療成分

上記の女性男性型脱毛症(FAGA)のメカニズムは、男性型脱毛症(AGA)と同じメカニズムであることは紹介しましたが、男性のAGAには専用の治療薬があります。

それがフィナステリド(製品名:プロペシア)とデュタステリド(製品名:ザガーロ)です。

一時期「お医者さんに相談だ」と爆笑問題のお二人が言っているCMが多く流れていましたが、これはプロペシアのCMです。

薄毛の治療薬として認可を受けたため、医師経由で販売を開始し、同時にCMも開始して積極的に男性のAGAの治療薬を紹介していました。

その成果もありこのプロペシアは男性のAGA治療薬として、多くの人に使われました。

しかし残念なことに、女性はこの薬を飲んではいけないどころか、触ることもNGとされています。

それは女性が吸収すると非常に危険な副作用があり、特に妊婦が触って成分を吸収してしまうと、子供に大きな影響がでてしまうような副作用もあったからです。

そのため、男性型脱毛症(AGA)と女性男性型脱毛症(FAGA)は原因が一緒ではあるのですが、このプロペシアは女性向けには承認されず、女性向けで発売されることはありませんでした。

一方で、アルファトラジオールも似たような働きをするので女性が使えないのではと思われそうですが、プロペシアなどよりも影響がなだらかで優しいことから、女性でも使えることがわかりました。

頭につけて使う育毛剤タイプは飲む薬と比較すると副作用の影響が小さく限定的になりますが、このアルファトラジオールも育毛剤タイプのため、副作用の報告はほとんどないといわれています。

効果はなだらかで副作用も少ないからこそ、アルファトラジオールを含むパントスチンは女性でも利用ができるのです。

効果や副作用が小さいといえば、医薬品以外の一般的なシャンプーや育毛剤などもそうですが、パントスチンのアルファトラジオールは医薬成分としてその効果を証明する研究結果もしっかりとあり、信頼できる成分であることが最大の特徴といえるでしょう。

この絶妙な「ちょうどよさ」こそが、パントスチンならではの魅力です。

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パントスチンの使い方

パントスチンがFAGAに有効な育毛剤であることがわかりましたが、実際に女性のFAGAは目で見てはっきりとわからないことも多いです。

特徴としては全体的に薄くなったり、ボリュームが少なくなった、特に頭頂部が薄くなったりします。

このような症状が出たら、女性は女性FAGAと考えた方がよいでしょう。

女性のFAGAは髪の毛の成長のサイクルが短くなりどんどん抜けていく状態で、FAGAの原因を抑止するということは、短くなってしまった髪の毛の寿命をまた長くするということになります。

しかし、一度寿命が短くなった髪の毛が突然また大きく成長することはないため、パントスチンを使い始めても最初のころは、まだ髪の毛はすぐに抜けていく可能性があります。

パントスチンが効き始めて、寿命の長い髪の毛が生えるようになっていきてから少しづつ薄毛が解消されるため、効果を感じられるのは3か月以降となることが多いです。

そのため、パントスチンを使う際は、3-4か月ほど使って効果を出す、という気持ちで臨み、簡単にギブアップしないようにしましょう。

パントスチンは育毛剤で、専用の塗布器もついているので、使う際は塗布器を容器につけて、頭の特に薄毛が気になるような部分へ塗布していきます。

具体的な使い方は下記の動画でも紹介しています。

利用は1日1回で夜お風呂に入っているときなどがおすすめされます。

使い方や用法をよく守って利用するとよいでしょう。

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投稿日:2019年5月17日 更新日: